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フィレンツェくらしと彫金くらし

大晦日その③

夜7時からはヴェッキオ宮殿で開かれたコンチェルトに大家さんと

お出かけ。

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時々コンチェルトに誘ってくれる大家さん。

クラシックに詳しいわけでは全く無いけれど音楽を聴くことは好きで。

子どものころにNHKで放送していた「名曲アルバム」外国の風景とともに

流れる名前も知らないクラシック。それらを聴くことが好きで

風邪とかで小学校をお休みできるときとかによく観ていた。

 

実際にコンチェルトを生で聴くのはフィレンツェに来て、はじめて

前回は確か11月に一度、これも大家さんに連れて行ってもらった。

楽器を弾く人たち、生でその身体の動きを観ながら聴く音楽に感動した。

 

晦日のコンチェルトは前回よりも規模は小さかった。

ヴェッキオ宮殿の有名な間で奏でられた。

詳しくないけれどアンギアーリの戦いというとても有名な絵のある場所。

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レオナルド・ダ・ヴィンチの未完成の作品として有名で、様々な芸術家によって

何度もコピーされてるそうな。

でもこのことについてはこれから調べていくので

もしもこの文章を読んでくれてる方がいたら鵜呑みにしないでください。

でもとにかくとても有名な場所。

 

そこで約15名の楽士の人たちが奏でるバッハやモーツァルト

ステージに割と近い席だったので

バイオリニストの人の弦と弦が重なり合う振動まで

伝わってくるようで。

音楽も素晴らしかったけれど

楽士の皆さんの日々この一音をいかに良い音にするか

という日頃の鍛錬まで感じてしまって

途中涙ぐんだ。

 

ここフィレンツェでの暮らしのなかで感じれる

自分自身の姿勢を考える機会。

答えのない考えばかりだけど…

 

晦日はこんな感じで色々と豊富な日だったと書いてみて思った。

 

コンチェルトからの帰路

ポンテベッキオからミケランジェロ広場のツリーがキラキラと見えて

大家さんがあなた若いんだからあそこへ行って来なさい!と

晦日フィレンツェのいたるところでステージが建てられて

賑やかなイベントがあるみたで。それは友人からも聞いていた。

けれど、爆竹と大音量の音楽、はしゃぎまくる大人数の場所へ

わたしは行きたく無い!

NO!NO!NO!

「寒いしお腹減ったしわたしは家に戻りたい!」

一緒に帰宅。

 

遅めの晩御飯を食べて就寝でした。