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フィレンツェくらしと彫金くらし

どこどこ…

日本から3週間ほど前に父から送ってもらった荷物。

お米とかラーメンとか服とか…が受け取れない…

 

学校宛てにしてもらっていたので

(出荷してもらうときには学校開いてた)

安心していたけれど

休校になり…

でも学校のスタッフの人に確認したら

一人は学校へ出勤しているから

荷物の受け取りは大丈夫とのことだったのに…。

 

不在だったようで…

しかも不在届がない…

 

追跡すると荷物は遠くの場所に保管してあるそうで。

 

通常だとバスに乗ってとか大家さんが車を出してくれるも

考えられるのだけれど…

バスはちょっと…大家さんも反対。

大家さんの車でも今は許可証が無いと個人の車は通ることが

できないところがあって、違反すると車をもっていかれるそう…。

 

保管所に取りに行けない。

不在届がないので、電話での問い合わせができない…。

 

ので…今、大家さんとともにできる限りの手を考えてる。

 

学校のポストのところに配達員さん宛てのメモを貼っておく。

学校の近所のお店の店員さんへもしも配達員の人が何かを配達されることが

あったら言伝を頼む。

そして学校近くで日々、市を出してる八百屋のお兄ちゃんにも

もしも配達員の人を見たら学校のポストのメモを見てくれと頼む。

大家さんが今朝全て手配してくれた。

有難う。。。

 

その配達員さんは面識があって

こういう事態になる前に学校への配達の際

そして規制がはじまってから

一度だけ大家さん宛ての荷物を運んできてくれた。

名前も知ってるんだけれど連絡先がわからない…。

なんとか配達員さんをつかまえないと…。

 

…ラーメン食べたいよお…

 

継続…

イタリアの大規模な封鎖は復活祭明けごろまで延長される

ことになったと大家さん。

 

あと2週間くらい。4月半ばまで。

 

それでもおそらく全てのお店を開けたり

学校を再開することは難しいと。

 

昨晩大家さんと話しをしていて

フィレンツェにはたくさんのレンストランやトラットリア、バールなど

外食するところがあるけれど

その大半は観光客の人たちが来るからこそ存在している。

住民の人が毎日外食するわけでもない。

通常のときで週に一度くらいかなと。

(今の状態で景気が悪くなると、もしレストランなどが再開しても

懐の状態が心配で住民の人も良くて月一くらいではなかろうかと…)

 

でも今回のことでフィレンツェに来る観光客の人は…

おそらく封鎖が解かれたとしても

しばらくは戻ってこないだろうと。

留学生も同じくだろう。

 

とすると…大家さん曰く

半分くらいのお店が閉めることになるのではと…

とすると…失業者で溢れる。

 

観光業で成り立ってきた街は…本当に大変なことに。

 

外食のお店だけではなくて

ホテルやアパートなど観光客や留学生に宿を提供しているところも

厳しくなっているそう。

 

このような状況になる前

フィレンツェにお家をいくつも持ってる人

フィレンツェは人の渡来が途切れることがないから

安泰でいいなあと思っていた。

 

けれど今はそんな状況がひっくり返ってしまった。

 

これからこの街がどのように再開していくのか。

 

4月は本来観光シーズン。

ポンテベッキオは人だかりで

なかなか通ることができない時期。

 

今はポンテベッキオまでふらっと行くことさえできない。

 

今朝もいい天気で庭師のおじさんは早めから庭仕事をはじめてる。

わたしは今日は指輪の彫りのつづき。

側面に葡萄の彫りを入れてる。

 

これが彫りあがったら

別のサイドの彫りもしようかと思ってるところ。

余白なしの指輪…。

どうだろうか。。。

 

月曜日の夕方

外は明るい。

昨日からサマータイムがはじまり

日本との時差も7時間になった。

 

夕飯のしたくもまだ外が明るいうちからはじめるようになって

何だか慣れない。

 

前回フィレンツェに住んでいた時も

夏になると夜9時ごろまで明るいから夕飯を食べるのが

つい遅くなりがちだった。

 

今日は午後から少しだけ彫りをした。

前回イタリアの国章を参考に彫った指輪の側面のための練習を。

少しだけ深めに植物を彫りたい。

 

全部で4面に彫ることになるので

なるべく同じバランスのできになるといい。

 

イタリアの規制は延長されて

復活祭のころまで延びるよう。

 

4月の半ばまで。

そこからすぐに全ての規制が終わることはないだろうと

大家さんと話している。

 

今後のイタリアの状況による。

 

昨日は奈良に住む友だちと

今日は島根の友人と

父と

連絡を取り合った。

 

日本の状況を聞いている。

 

桜も咲き

新年度がはじまり

新しいランドセルを担ぐ小さな背中を想ったり

 

フィレンツェの夕飯したく前

 

イタリアの

学校が休校になってから3週間が経つ。

 

その間、彫りをしていた。

 

リッカルドに教えてもらったことを思い出しながら

一緒に彫った過去のものを改めて観察しながら進める。

 

学校でのレッスン中に彫りを教えてもらうために準備していた指輪。

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これをどうしたら…

自分一人で彫るのはなあ…リッカルドに教えてもらいなが彫りたいなあ。

と何日も見つめていた。

 

けれど…学校再開の目処はなかなか立たない。

今でも立たない。

 

よし!自分でできる限りやってみよう。

 

彫りをはじめた。

 

途中まで彫って、中心部分に何を彫ったらいいのか?

迷い出した。

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ずっと彫ってみたかった馬に乗った騎士を彫るか

それとも木?動物???

何故かしっくりこない。

 

またにらめっこがはじまる。

 

数日して、部屋の窓を開けて外を眺めていると

ひらひらと…

イタリア国旗が掲げてあった。

おそらくその日までは無かったと思う。

ご近所さんが掲げ出したのだ。

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…ここはイタリアという国。

緑と白と赤

改めてここはイタリア

今、この国はたいへん。

 

わたしは国旗を掲げないけど

何かイタリアのための彫りができたら。

 

やる気が湧いてきた。

 

まずは紋章を調べる。

 

今まで知らなかったけれど

現在もイタリアには国章があることを知った。

 

昔の国章のことは知っていいたけれど今でも形を変えて存在していた。

 

その国章を参考に彫り出した。

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五芒星はイタリアのお守り

その背後にはイタリア国旗

左上からの斜めの線は緑を表し

縦の線は赤を表す。

(線の方向は無彩色や彫りで表すときに用いる)

2羽の鳥がくわえているのは

平和を表すオリーブと

民の力を表すオーク

(国章を参考にするまでに鳥とオリーブは彫っていて、

後から片方だけオリーブからオークへ彫り直した)

 

一番下の方が空いていたので

ITALIAの文字を彫った。

(へたぴだけど)

 

リッカルドに見て欲しい。

どうしてるだろう。。。

 

昨日学校のスタッフの人にお願いをして

リッカルドに指輪の画像を送ってもらった。

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喜んでくれたよう。

もっと教えてあげたいと。

 

わたしは幸せ。

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次はこの指輪の側面に彫りをしようと思う。

デザインから考えるから時間がかかるだろう。

 

第一候補は葡萄。

大家さんに聞いたら葡萄はイタリア全土に生息しているとのことだから。

 

水曜日の朝

大家さんが…

マスクっていいわね。と

何故なら、寒さがしのげるから。と。

 

イタリア人はマスクをする習慣はない。

 

でも今回はする機会が増えている。

 

大家さんもその一人。

マスクなんてと言っていた大家さんが

今朝この発言。

 

一昨日からフィレンツェは寒さが戻って来ていて

陽射しの力で何とか暖かいときもあるけれど

窓を開けると寒風が入ってくる。

 

そのためか、身にしみてマスクの良さを感じているよう。

 

封鎖から2週間が過ぎた。

ということで14日間外出をしていない。

このような経験はもちろんないわけで。

 

制作をしたり、ごろごろしたり、料理したり、読書したり…

 

制作は印章の彫りの練習を中心にしている。

そんな中である彫りをしてみたいと

試してみた。

 

(つづく)

晴れの月曜日

日本ではいろんな地域で桜の花の開花が始まってるみたいで。

 

もう春。

 

部屋に篭ってると、庭園の色の移り変わりや

小さい生き物たちが訪れてくれるおかげで春を見させてもらってる。

けれど、まだわたしの中では何となく時が止まっているというわけでもない

けれど、冬から春への季節の移り変わりを例年とは異なる感じで感じている。

 

ヨーロッパの国々では封鎖がどんどんはじまり。

イタリアは引き続きとても厳しい状況。

 

大家さんも一日中ではないけれど

ときおり元気がない感じ。

そんな中でも昨晩は娘さんへ贈る焼き菓子を作っていた。

 

ここのお家にはテレビが無いので、大家さんはラジオからニュースなどを聴いてる。

 

わたしはまだ難しい言葉はわからないので

ツイッターでイタリア、イギリス、アメリカもちろん日本の公式メディアのサイトや

ジャーナリストの人たちの投稿を見ている。(翻訳機能があるので)

日本のニュースとその他の国のニュース双方を見てると

かなりこの世の中に対する姿勢に違いがあるように感じる。

 

今、わたしがイタリアに住んでいるからかもしれないけれど

日本の状況を知ると大丈夫なのかなと思う。

 

もちろんイタリアの方が大変な状態だけれど…

日本のSNSとかの投稿を見たりしていると…

 

幸い日本で大変なことになっていないのはとっても有難い。

 

ヤマザキマリさん書かれたブログ

moretsu.exblog.jp/240199747/

にどうしてイタリアでこんなに状況になっているのかを投稿されてる。

 

マリさんは「テルマエロマエ」で有名な人で

フィレンツェには若い頃に10年間ほど過ごされて。

今はイタリア人の旦那さんがおられて

これまでの投稿によると

旦那さんは今、イタリア。しかも状況が深刻な北部に住んでおられ。

マリさんは現在日本のよう。

 

もしよければ読んでください。

 

土曜日感覚

今朝もカフェラテを入れたけど

牛乳の量も減らして。

昨日と味が異なる。。。

 

これは今までもそうで

ほぼ毎日入れてるのに味がいつも異なる。

 

エスプレッソの粉の量

きび砂糖の量

牛乳の量

 

微妙に量が違うだけでも味って変わってくるんだなあ。

 

今朝は大家さんが昨晩焼いてくれたりんごのトルタと一緒に。

(大家さんは土曜日の朝一りんごと卵などを買いに)

 

甘いものを買いにいけない…

そんなときに大家さんのトルタは有難い。

 

一昨日、フィレンツェの公共の水汲み場の水がストップされて

大家さんとどうしようかと相談し

アマゾンでフィルターを購入することにした。

一昨日頼んで、月曜日に着くと予定されていたのに

早速昨日届いた。

殆ど街の動きが止まっているかのようなときでも

アマゾンは機能してる。

(これからますますアマゾンの世の中なのか?)

 

イタリアの水道水は飲める水質だけれど

硬水で匂いがかなりある。

鍋などでその水を沸かして、水を使ったあとの鍋を見ると

白くなってる。

 

大家さんはとても鼻がいいので

(わたしも)

フィルターを早く届けてもらい感謝。

 

金曜日感覚

土曜日感覚

日曜日感覚

というのがあって。

(月〜木は無いかも)

 

きっと同じ気持ちの人いると思う。

 

こう長く無外出してると曜日の感覚がなくなってくる。

金曜日の夜のわくわく感みたいなものとか

土曜日の朝のわーはじまった休日感みたいなのとか

日曜日昼過ぎくらいからのあーもうこんな時間、明日から学校もしくは仕事かー感

 

感じてないな。。。

 

無外出のなかどうするとその感を感じれるのか。

 

今日はもうしばらくしてから制作をしようと思う。

やはりまだ目と首のコリが…

今は肌寒い時間なのでストレッチしてもう少し身体を温めてから。

 

印章モチーフ彫りのつづきと

もしそれができたら

次は…

そうだなあ。

他のモチーフの練習か

もしくはひさびさにワックスをかまってみようかな。