葉の指輪
先日の展示は植物と一緒に
だったのでジュエリーのデザインも
植物のかたちや動きなどを参考にしたものが
多かったです。
はじめにデザインがうかんで作り出したものも
あれば作りながらかたちが変わって
できあがったものもあります。
この葉の指輪は作っていくうちに
変わってきて愛着のあるものになりました。
ジュエリーを作るときは
地金から作るときとワックスというロウのような
少し柔らかく彫りやすいものを用いるときがあります。わたしはデザインによって使い分けています。
この指輪の場合は
出だしのデザインがさほどはっきりとしていなかったのでワックスで彫り彫りよい塩梅を
見ながらつくっていきました。
ワックスを鋳造し
さてそこからまたどうするか。
地金の状態になったものとさらに
向き合って。かたちを整えていき…ながら
そうだ洋彫りをしてみたらどうだろうか。
と、おそるおそる彫りを入れてみました。
おもしろいかも。
数個あった葉のかたちの指輪にどんどん彫りを
していきました。
フィレンツェで学んだ洋彫りを
少しだけですが彫ることができた作品。
それでまた愛おしいのかもしれないです。
展示を通して何人かの方々のもとへ
巣立っていくことになり
とても嬉しいです。
ひとつひとつ指のサイズに合わせて
お作り進めてさせていただいてます。
有難うございます。