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フィレンツェくらしと彫金くらし

中学までの図書館

夏休み

どこへいっても子どもたちの元気な声が

聞こえてくる時期。

みんな嬉しくてたまんないんだろうな〜。

わたしも…はしゃぎたい。

 

子どもの頃よく行っていた町の小さな図書館

があって、小学生のころ帰り道立ち寄ったり、

中学生のころは夏休みの部活終わりに寄って

涼んでたことを思い出した。

もちろん寒い時期にも通っていたけれど

何故か夏にいたころの思い出が深い。

 

わたしは小中とそんなに文章を読むことが

得意ではなく。

本という存在は大好きだったけれど

小説を読み終わる力は無かったなあ。

でも図書館へはしょっちゅう行って

絨毯の引いてある館内に座り込んで

漫画の伝記、各国の文化、歴史なと子ども向きに紹介している写真付きの本、図鑑、

サザエさんなど読んでいた。

今思い出しても涼しい館内でのんびり読んでいたときがとても至福だったなあ。

 

その図書館は10年近く前かな取り壊されて

別の新しい場所に新しく建った。

今でも寂しいきもちになる。

あの空間は特別だった。

 

わたしの町はわたしが子どもだったころ

建物をどんどん取り壊して新しくしている。

学校も駅も図書館も路も…

時間を経てこころに残る懐かしさというものは

ものを作ることでは取り戻せない。

どうかあまり取り壊し過ぎないでほしい。

と思った夏のはじまり。