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フィレンツェくらしと彫金くらし

おにぎりにぎる会

先日のおにぎり会のこと

忘れないうちに記録しておこう。

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大家さんの娘さんが日本のお米の炊き方とおにぎりはどうやって

作るの?と言われ、それじゃ今度一緒に作りましょうというところから…

いつの間にか8人の夕食会になった。

前日まで7人の予定だった!当日8人と知らされる。

わたしの知らないところで

静かに確実に人数が増える…イタリアぽいな…。

(予定していた日も数日前に変更になる…)

 

また大家さんからおにぎりだけだと物足りないから何か他に作ってと

どうも味噌汁がよいようで味噌汁に。

そして一緒に住んでるスペインの女の子の提案で餃子も作ることに。

おーい!

わたし8人もの人のために料理したことないし

フィレンツェで材料集めるのも大変じゃない?

どうしよう…緊張る。

…しかし助け舟

大家さんは日本の食に興味がもともとあって

お味噌やお醤油のあるお店を教えてくれて。

餃子の材料もフィレンツェに数件ある中国人のお店で購入。

 

さて当日の午前中は学校の授業がなかったので

まずは餃子の中身の野菜下ごしらえ

→歩いて往復約30分の中央市場に豚肉のミンチを買いに行く

(こっちのお肉屋さんでお肉買ったのはじめて)

→部屋に戻って味噌汁を作る

→昼ごはんを食べて学校へ。とにかく目の前の課題に集中も

時間が気になる。

→学校からもどり一息入れたいところだけど時間がない

すぐさま餃子作り…

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わたしがあたふたしてたらスペインの子が

「落ち着いてわたしが手伝うから」と…感動。

彼女風邪気味で万全じゃないのに。

あらためて彼女の大らかさを感じた。

実はわたしもその日風邪気味…学校終わり…でへとへとだった。

 

餃子を包んでいるときに

娘さんそして娘さんの彼氏さん

そして娘さんのお友達とその彼氏さん

 

おにぎりは娘さんが来てから一緒にするだったので

ともにごはんを炊く。日本では炊飯器で炊いていたから

鍋で炊くということが不慣れ。

しかもイタリア語で教えてあげるという…もう。

やるきゃない。

 

おにぎり握る!

お家のキッチンは小さめなので

イタリア人の人たちが一列にならび一人一人順にわたしと共に

握る。

用意した中身は梅干し、おかか、シャケ日本三大具!たぶん。

各々好きな具を入れ、三角を目指す。

はじめはできないというか手の形を活かさないで三角を作ろうと

されるんだなと。

右利きのひとだと右手を角の形にして握ると三角になる。

そのコツをつかまれたら皆できてた。

「かわいい!」って。

各々作ったおにぎりを自分用の大きなお皿にのせて。

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その内に大家さんの元旦那さん

娘さんのお父さんもいらっしゃり。

総勢8人集合。

 

大家さんはまずは味噌汁から出してと

ここで日本とイタリアの料理のちがい。

イタリアはプリモ→セコンド…と一品ずつ出すけれど

「日本は違いますよ。全て一緒に出して、一緒に食べます。」

知らなかったそう。

まずお味噌汁から出すというなんともへんてこな様子だった。

 

イタリア人の人たちがおにぎりを両手で持ってほうばる姿

微笑ましたったな。

写真を撮っておきたかった。

 

イタリア人はお皿に残ってる餃子のたれを

パンでソースをさらうような感じで

おにぎりでさらっていたところ。

わたしは途中から箸で食べ出すと皆さんにじーと見られてて。

イタリアと日本の違いに終始笑いながらの食卓。

娘さんはじめ皆さん楽しまれたようで何より。

 

全てが終わったとき

なんでだろう今まで感じたことのない気持ち。

わたしよくやったね!と感じた。

今まで仕事でもプライベートでも感じたことのない

自分を讃える気持ちになった。

不思議。

そしてスペインの子への感謝。

あの一言がなかったら疲れ果ててやさぐれて終わっていたかも

有難う。