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フィレンツェくらしと彫金くらし

どんぐりころころ

の歌。

 

一昨年だかに観せてもらったビデオテープに

お母さんとわたし

わたしはまだとても幼い、ちゃんと立って歩いてるという

感じではなかった気がする。

小さなからだにオムツをした大きなおしり。

 

そんなわたしにお母さんがどんぐりころころの歌を歌ってくれて

「どじょうが出てきてこんにちは」の「こんにちは」のところで

おじぎするのを何回もやって遊んでた。

 

「三つ子の魂百まで」?なのか。

この歌の影響?

わたしはどんぐりが大好き。大人になった今でも。

 

フィレンツェに来た昨年秋。

部屋近くの広場を歩いていたときにどんぐりを見つけた。

ちょうど学校でワックスのレッスンがはじまっていて、

何か次に課題にしたいものがあれば探してと先生が言ってたので

拾ったどんぐりを持っていった。

 

先生もいいじゃないかと言ってくれて、さっそく制作をはじめたけれど

形を作ったり、ゴム型取ったり、それをまた修正したり、またゴム型取ったり…

ロウ付けして磨いて、洋彫りして、いぶして、また磨いてで。

年越しして2月になってようやく完成した。

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このペンダントを作るのに色々な技法があって

時間はかかったけれどその過程を経験できたのが良かった。

 

お母さんもおもしろがってくれてたらいいなと思う。

今日お母さんの誕生日。

有難うお母さん。